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おたりの森のスイートメモリー
こんにちは。小谷(おたり)村集落支援員の田辺です。
突然ですがクイズです!
「おたりの森のスイートメモリー」とは、何のことでしょうか。
➀イタヤカエデのメープルシロップ
➁熊の脂
➂松田聖子の歌
さて、正解は・・・
そうです!➀のイタヤカエデのメープルシロップです!
小谷村では、5年ほど前からイタヤカエデの樹液を煮詰めて国産メープルシロップを作っています。
※残念ながらまだ販売はしていません。
イタヤカエデの樹液は、小谷村では1年間の内今の時期(2月後半から3月前半にかけて)しか採れません。
とっても貴重なものです。
この時期だけ、木に穴を開け、樹液を入れるタンクを取り付けておきます。
先日、小谷村では「おたりの森のスイートフェスタ」という名前で、小谷の森を散策しながらイタヤカエデの樹液を採るイベントを開催しました。
とってもいいお天気で、村内外からたくさんの人にお集まりいただきました。
みんな小谷村特産「爪かんじき」を履いて山へ行く準備をしています。
※爪かんじきとは、かんじきに爪がついていて、3月頃の野良が凍みた(雪原が凍った状態の事)時に仕事をするのに向いたかんじきです。爪が、凍った雪に刺さり、滑るのを防止してくれます。
中にはこんな強者も!長靴にかんじきを取り付けてオリジナルの「長靴かんじき」。これは便利そう。
かんじきの紐を毎回長靴に結ばなくていいですね。
採れたての樹液を試飲。樹液って、そのままだと水のように見えるのですが、飲んでみるとほのかに甘く、木の独特の風味があります。
イベントに参加されたお客様も「おいしい!」と大満足。
晴れた冬の日に雪の上で樹液をいただくなんて、すごく貴重で贅沢な体験!
やまつばきに帰ってから、SODASTREAM(※炭酸を作る機械)で作ったイタヤカエデ樹液のサイダーを試飲。
やはり、これも木の風味とかすかな甘みが効いて、普通の炭酸水とは違います。
そして本日のランチ!
樹液カレーです!
一つは普通に水を使ったカレー、もう一つは水を一切使わない、樹液だけで作ったカレーです。
さて、ここで問題です。
右と左、どっちが樹液を使ったカレーでしょうか?
・・・
・・・
そうです!
正解は 左の鍋のカレーです。ちょっと簡単すぎる問題でした( *´艸`)
※作っている過程で一つ気づいたのは、どうも樹液の方が水と比べて沸点が高いみたいです。まったく同じように火にかけているのに、樹液の方はなかなか沸騰しませんでした。同じ水の量、同じ時間煮込んでいるのに、樹液の方は水が蒸発してくれなくて、最終的に右の鍋にちょっと水足してつじつま合わせました(*´Д`)
いよいよ試食タイム!
樹液で作ったカレー、果たしてお味の方は!?
正直言いますね。
全部話しますね。
普通のカレーと樹液のカレー、味が全然違いますΣ(・ω・ノ)ノ!
一番初めに感じた印象は、味が「まろやか」!!
そして、結構木の香りがします!そしてそして、「甘み」がある!
甘みと言っても甘ったるい感じではなく、さらっとした甘みというのでしょうか…。
嫌な感じの甘さではありません。
参加者もこの表情。
みなさん、味の違いにビックリされていました。
最後のデザートはアイスクリームにメープルシロップがけ。
これも超贅沢♡
美味しくないわけがありません。
バニラアイスに純国産のメープルシロップをふんだんにかけ、濃厚×濃厚。
でもしつこくない甘さで、何杯でも食べられそうです!
ああ、小谷村に住んでてよかった(ノД`)・゜・。
とっても美味しい「おたり村のスイートフェスタ」でした( *´艸`)