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醤油絞り、寒さが近づく秋の日に、朝から晩まで母ちゃんたち頑張りました!
こんにちは、小谷(おたり)村 集落支援員 冨永です。
子育て世代のママさんを中心に小谷村、白馬村の有志で作る「醤油部」は手作りのお醤油を作っています。
お醤油絞りは、外作業です。毎年天気が良いとは限りません。「どうか晴れますように」と
願うばかりなのですが今年は雨降り、午後から晴れたのですが冷たい風が吹きさらす中での作業になりました。
4月に仕込んだ醤油は、発酵が進んでないので「シャバシャバ」です。
9月になると、お日さまの力をかりて発酵が大分すすんできます。
このふっくらとした大豆、一粒食べると「しょっ!ぱぁ~っい!」となるんですが
ご飯が何杯でもいける美味しさなのです。
さあ、釜で沸騰させた美味しい湧水でゆ~っくり丁寧に希釈していきます♪
今年は、北アルプス湧水「男清水(おとこみず)」を使うことにしました。
そして袋に入れたモロミが潰れないように、ゆっくりと圧をかけていきます。
お醤油がでてきました!
子ども達も手作り醤油が大好きです!
小2の息子は、ちょうど「大豆の利用」を授業でやっているところで
次の日に、搾りたてのお醤油をクラスに持っていき、
一緒に搾った友達と「お醤油づくり」の発表をしました。
その後は、クラスのみんなで味見したそうです。
「みんな美味しいって言ってくれた!」と嬉しそうに話してくれました。
長期保存ができるよう搾ったお醤油は釜にうつして火入れをします。
「お醤油を一滴たりともこぼさない!丁寧に!」の搾り師さんの教えの元、慎重に作業をすすめていきます!
一定の温度に達した時点で、一気に釜戸から炭をかき出し
お醤油の温度を下げていきます。
そして、一週間ほどねかせた後、瓶詰めをしてお醤油ができあがります。
これは、火入れをしない貴重な「生醤油」透き通って綺麗です。
子ども達は地域の方と、夕日を背にチェロを楽しんでいました。
贅沢ですね~♪
ほぼ毎日使う醤油だからこそ、子どもの口に入っても材料の内容が分かっていて
安心な物を作りたい、そんな気持ちから「醤油部」ができました。
去年からは、大豆もみんなで育てています。
二樽分の大豆をすべて賄うまでにはいきませんが
大豆もなるべく自分たちで育てたものを使いたいと思っています。
今年も夏から育てた大豆が収穫時期を迎えます。
冬の間に各自、持ち帰り乾燥させて大豆粒をだす作業をしています。
春先には、麹屋さんに持ち込む大豆の最終選別を
冬の終わりから春先までに、みんなで終わらせます。
厳しい冬の季節が終わり暖かな春の日差しの中での作業は、
ママさん達の会話も弾み♪「これがまた楽しいんです。」
大豆から作るお醤油は、ひときわ愛着がありますよ~。
今年で5年目の「醤油部」ゆっくり、じっくり活動中です。