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新米の季節がやってきました。棚田で稲刈り。

こんにちは、小谷(おたり)村集落支援員の田辺です。

今年も小谷村に食欲の秋がやってきました!

春に田植えをしてから、今年の猛暑や台風にも負けず、無事に育った棚田の稲。

ようやく稲刈りの日を迎えました

今年の稲刈り、本当は9月29日(土)に予定していたんですが、台風24号(チャーミー)が来てしまい…。本当に直前になって泣く泣く延期することとなりました(>_<)

実は今回の稲刈り、ほとんどの棚田オーナーさんが参加してくれる予定だったのですが、延期になってしまったせいで参加人数は激減…。

こればかりはお天気の事なのでしょうがないですが、2年連続で稲刈りの日が延期になっているので、すごくオーナーさん達には申し訳ないような気持ちです。

10月6日も、週間天気予報では週末はずっと雨マーク( ;∀;)一時はまた延期になるかと心配でしたが、雨飾山の女神が微笑んでくれたのか、ビックリするくらいの晴天!

無事に稲刈りをすることができました。

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私の大好きな小谷村中谷藤島棚田から見る風景。こんなにいいお天気!

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つり橋を渡っていきます。息子も手伝いに連れ出しました。

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父さん達、すでに田んぼに集まって準備を始めてくれています。

田んぼの土、雨でぬれて泥状になっていないといいのですが…。

※田んぼ初心者への豆知識※

田んぼは春・水田→夏・中干し→秋・稲刈りというサイクルで動いています。

稲刈りの時期の田んぼは、もう水を入れていない(水田ではない)ので土は乾いて硬くなっています。

しかし、田んぼの土というのは基本的に粘土のようなどろっとした土なので、秋に雨が続いてしまうと土が乾かず、地面がドロドロした状態で稲刈りをすることになります。

これを小谷では「どろっ田の稲刈り」とよんでいます!

そこには地獄のような苦しみが待っている…。

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そこまでどろっ田では無いようで、稲刈りは順調に進んでいます。

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子ども達も、一生懸命お手伝いしてくれています!

なかなかいい手つき!

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稲を刈り終わると、はざにかけていきます。

この棚田のお米は、昔ながらのはざかけでお米を乾燥させています。

※田んぼ初心者への豆知識※

稲(のお米)は刈ってすぐは水分が多すぎるので、そのままでは食べることができません。

精米をするにも水分量が多すぎると精米機が壊れてしまう可能性もあるし、第一美味しくないです。

そこで、稲を乾燥させるのですが、小谷村の多くの家庭では「はざかけ」という方法で稲を乾燥させています。

「はざかけ」とは、三脚を建てた上に「はざ」と呼ばれる棒を乗せ、その上に稲をかけて天日干しをすることです。

天日干しをすることにより、稲が乾燥し、美味しいお米になります。

現在では機械で乾燥させる方法が一般的ですが、はざかけ米の方が時間をかけて自然で乾燥させている分、味がいいような気がします。

地方によっては「はさ」とか「はせ」といった呼び方があります。漢字では稲架と書くそうです!

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稲刈りが終わった後は、恒例の地元料理バイキング&バーベキュー!

今年も地元のお母さんたちが心を込めて作ったお料理を出してくれます。

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小谷村で一番愛されている!?豚のモツ。

味付けはかなり辛い!ニンニクたっぷり!

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今年は炊き込みご飯のおにぎりとなめこ汁の贅沢メニュー。

なめこはもちろん、小谷村で今年採れたものです。

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最後に、オーナーの方へのお土産として、小谷村の棚田メンバーでもある浅見さんが育てた玉子。この玉子は自然の状態に近い、平飼いで育てられた鶏の玉子です。

また、こちらも小谷村で採れたとちみつ!あとは棚田のお米!の豪華三点セットを用意しました。

※浅見さんの玉子についてのお問い合わせは下記のメールアドレスへ。
ashinokoyubi41@gmail.com

はざかけしたお米は、次の週の10月13日(土)に脱穀をし、そのあと棚田オーナーさんの元へと届けられます。

今年の小谷村の新米、楽しみお待ちください!