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小谷村の伝統の茅刈りが文化庁「ふるさと文化財の森」になりました。
こんにちは、小谷(おたり)村 集落支援員 冨永です。
秋の晴れ間に、小谷村にある「ふるさと文化財の森」に指定されている、
小谷村千国乙の「牧の入茅場」に行ってきました。
元気よくピースをしてくれているのは、茅刈り二回目の地域のママさんです。小谷村千国乙の「牧の入茅場」では、伝統的な茅葺き屋根に欠かすことのできない
資材を確保するために「茅刈り」が行われています。
小谷村では、唯一の茅葺き屋根の技術を持つ「小谷屋根」の皆さんと
30年以上も茅刈りをしてきた、地域の父ちゃんや母ちゃん、若い世代も
一緒になって寒い冬がくる前に、昔ながらの手刈りで作業をします。
茅刈り30年の山田さん「イケメンに撮ってくれよ!」と一言。
とっても良ぃ~笑顔!!「ふたつき農園」のともちゃん。
「今年で2年目、こうして茅を刈る作業自体が伝統文化を守れることに繋がるのが嬉しい♪」
とおっしゃっていました。
山田さん、若い世代の方を見守りつつ作業してくれています。
正に伝統文化を伝承中です!
これは、背丈ほどもあるコガヤを干すために「茅たて」作業をしているところです。
斜面に倒れないよう6束ほどの茅を組んでいく作業で、力もけっこういる大変な作業です。
山田さんに教えてもらっている地域のママさんもカッコイィ~ですね!
雨降り後の柔らかくなった茅を組むのも難しいそうですよ~。
こうして組まれたものが茅場一面に広がります。素晴らしい!!!
コガヤは原野に2週間ほど乾燥させたのち倉庫での保管となります。
今年の目標は5000束だそうです。
小谷村にある「郷土館」の屋根の葺き替えが着々と進んでいます。
職人技のみせどころですね!
こちらの完成も楽しみです。
郷土館お問い合わせ:
http://www.vill.otari.nagano.jp/www/contents/1001000000194/index.html