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小谷の伝統技術「猫つぐらプロジェクト」始動!

こんにちは。特産推進室地域おこし協力隊の村上です。

豪雪地域の小谷(おたり)村では、雪に閉ざされた冬の間の手仕事として、秋にとれたお米の藁を使った「猫つぐら」が作られてきました。

かつては農作業の時に人間の赤ちゃんを入れてそばに置いていたものが、時代とともに猫のお家になりました。

通気性抜群のこのキャットハウス、需要は結構あるのですが、作り手の職人さんが減少。
小谷村でもほんの数人しか作ることができません。
そんな貴重な伝統技術を後世に残していこう!と、このたび村のプロジェクトとして職人さん養成講座が始まりました。

第1回の11月7日はなんと16名もの参加者が村内から集まりました!
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講師を引き受けてくださった猫つぐら職人の細澤さんから、まずは藁の太さの選別作業と柔らかくするための藁押し作業を教えていただきました。
藁を編む前のこうした下準備が実はとても大事なのです。
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藁をつぶす機械なんて初めて見ました。今となっては欲しくても手に入らない貴重なものです。
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売れるものを作れるようになるまでには、気の遠くなるような長い道のりですが、参加者のみなさん熱心に黙々と作業をしていました。

これからが楽しみです。
今後もブログでご報告したいと思います。