玄関先にそっと置かれるおすそわけ

こんにちは。地域おこし協力隊の松本です。

小谷（おたり）村は早くも雪が降り始めました。


私にとっては小谷村で迎える初めての冬で、先日、初めて屋根雪の落ちる音を聞き、本気で一瞬地震かと思いました(笑)

おそるおそる外を見ると、窓から見える景色が雪国みたいで、自分も今その風景の中にいることが不思議な気分でした。


ここで私の好きな風景？の写真を１つ。



少し早いクリスマスプレゼント・・・？ではなく、これは近所の方からのおすそ分けです。
この日は贅沢にも２軒からいただきました。

私は普段は２階にいることが多いので、みなさんこうして玄関にそっと置いていってくださいます。
そのお気遣いにいつも心温まります。
（その前に、玄関開けっ放しもここでは普通です^^）

私の周りはみなさん畑をしているので野菜をいただくことが多いですね。

野菜といえば、私は小谷に来るまでまともに畑仕事というものをしたことがありませんでした。
とにかく根気がなく、めんどくさがりで、こつこつと何かの世話をするということができない性格です・・・
そんな私が小谷村に来て少し畑仕事に関わることになり、まだたったの数ヶ月ですが、実際に土に触れて自分で種を植えて、畑仕事の楽しさと難しさを知るとともに、１つの野菜を育てるのにどれだけの労力がいるのかを思い知りました。

これまでせっせと野菜を送ってくれた高齢の祖母の事を思うと、大した感謝もせず当たり前の様に食べていた自分が情けなくて・・・
いい年して草むしりをしながら涙したこともｗ



そんな思いのこもった新鮮な野菜を、いつもありがたくおいしくいただいています。

料理のレパートリーを増やすことも課題ですが、これからはせっかくいただいたものを長く味わえるように保存食も勉強したいなと思っています。
まだ始めたばかりの畑仕事ですが、いつもおすそわけをいただく近所の方々、そして祖母に、いつか自分で一から育てた野菜をお返ししたいです。