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小谷(おたり)村の買い物事情

こんにちは。
小谷村地域おこし協力隊の村上です。

小谷村には食料品や日用品を扱うスーパーがありません。

地元のJAが経営する小さな店舗とコンビニが1軒ありますが、多くの住民は村外のスーパーやホームセンターを日常的に利用しています。

ただ、車の運転ができない高齢者世帯も多く、お話を聞くと

自宅(徒歩)→バス停(バス)→南小谷駅(JR)→白馬駅(徒歩)→店舗

の経路で乗り継ぎ時間を含めて片道1時間半以上かけて買い物に行く方も。(車だと15分で行けます)

「重いものはなかなか大変でね~」と当たり前のようにおっしゃるのですが、日々「車を下駄替わり」に使っている私からは考えられない暮らしです。

しかし!

買い物が不便な地域だからこその強い見方もいるのです!

それは、JAが2台で稼働する移動購買車。

小回りの利く軽自動車仕様なので集落内の細い道でもガンガン入って自宅前に横付けしてくれます。

いつも伺うお宅が留守だと福祉事業者さんに確認したりして見守り役としても頼もしい存在です。

お客さんからは除草剤は何がいいか、とか、テレビの調子を見てくれ、などなどいろんな専門外の話も聞かれたりしますが、その都度わかる人につなげてあげたり親切な対応をしてくれるのです。

そんな頼もしい移動購買車は地域にとってなくてはならない存在ですが、やはり品数に限りがあり、生活必需品すべてを揃えるのは困難です。
それに、いろんな種類から選んで買うことは買い物の楽しみの一つです。

必要なものを買うだけでなく、選んで買える機会を増やすため、バスで村外の店舗を回る「買い物ツアー」の試行も始まっています。
やはり年齢に関係なく必要なものが必要な時手に入る生活を続けたいですよね。

小谷村の買い物事情、今後の展開に期待です!

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