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雨の栂池自然園は神秘的! | 栂池自然園 | 村民無料デー

こんにちは、小谷(おたり)村、集落支援員宮下です。
梅雨が明けたといいますが、小谷村はまだまだ梅雨模様。
そんな雨のなか、普段はなかなか見られない景色が見えるのでは?ということで、協力隊仲間と共に雨の栂池自然園へ出かけて来ました。

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ここが栂池自然園への入り口、チケットセンター。
栂爺が迎えてくれます。(この日は雨仕様でのお出迎え!)
ここでチケットを購入するのですが、ただいま村民無料デーのため、小谷村民である我々は無料で入園できます!
(白馬村・小谷村・大町市・松川村・池田町・糸魚川市にお住いの市町村民対象。ご利用の際は免許証等の公的な証明証が必要です。)


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チケットを購入したら、早速ゴンドラへ搭乗。まずは「栂池高原駅」から「栂の森駅」へ移動。
まだ雨は降らず、うっすら光もさしているような中、ぐんぐんと高度をあげていきます。


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あっというまに栂の森駅に到着!しかし今度はうっすらと霧にかすむ森の中を歩いて、栂池ロープウェイ乗り場へ移動。
ここは写真を撮るにはベストスポットだそうで、看板には当日の日付と三脚がセットされていますので、ぜひご利用ください。

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ロープウェイは20分間隔で運行しているため、しばし待機。
季節は7月ということもあり、この日は短冊を書いて七夕飾りをつくれるようになっていたので、お願い事をひとつ。
先客に小さな子ども達がいたようで、短冊にはゆかいなお願い事がたくさん書いてありました。

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そして、いよいよ自然園に到着!
と思ったら、自然園に入るには「栂池ビジターセンター」を通らねばなりません。
このビジターセンター、2017年7月にリニューアルされ「とても楽しい場所になっている」ということで楽しみにしていた場所でもあります。
入口の看板のつくりも素敵!

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まずはエントランスに大きな薪ストーブがどーんと登場。ほんのり温かくてほっと一息。
室内全体に木材がふんだんに使われているのですが、この木材は、2014年11月22日に発生した神城断層地震で、被害にあわれた住居の古材を活用しているとのこと。立派な梁をはじめ、時間を経た木だけがもつ重みとあたたかさのある空間になっていました

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そんなセンター内には、雨の日でも遊べるように!ということで、本格的なボルダリングが設置されています。
大人もこどもも挑戦できるそうなのでぜひどうぞ!

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もうひとつ。こちらではスラックラインの体験もできます。
先日小布施町(おぶせまち)で世界大会が開かれるなど、大注目のスラックライン!
体験用のため、だいぶ乗りやすくはなっていましたが、地面に映像が投影されていて、その上を歩くので私は少し目が回ってしまいました…。

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ほかにも、室内に設置された大型モニターでは自然園の春夏秋冬の写真が流されていたり、好きな背景を選んでポーズを撮ると受付で写真になるサービス(有料)もあります(↑この小屋の中で写真が撮れます)。

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さらにさらに、このビジターセンターのとても素敵なところは、このライブラリースペース!
大きな本棚と、休憩できるテーブル。自然園のことを調べられるパソコンスペースと、大型モニターで自然園の植物が楽しめます。
飲食の持ち込みはもちろん自由で、無料のお茶とお水のサービスもあり、ゆっくりと休むことができます。

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また、なによりもこの本のセレクトがたいへん秀逸!
こどもから大人まで楽しめる本がズラリと並んでいるのですが、「山でクマと出会う本」とか「日本の山」とか。
面白そうな本ばかりが並んでいるので、ついつい読んでしまい、ちっとも自然園に出発できませんでした…(笑)

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「帰りにもう一度寄る…!」と皆で約束してから、いよいよ自然園に出発。
この栂池自然園には約5.5kmの遊歩道が整備されていて、浮島の湿原や風穴があり、その途中途中で高山植物を楽しめ、天気のいい日には白馬の山並みを楽しむことができます。(画像は、栂池自然園のホームページよりお借りしました)

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小雨模様だったため、霧もでていましたが、ひんやりと冷たい空気は山の匂いと水の匂い、土の匂いも相まって清々しいことこのうえなく、たいへん気持ちが良いです。ただ、一番奥の展望台まで行くには時間と体力が追いつかないので、今回はワタスゲ湿原まで歩くことにしました。

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てくてく歩き出すと、なにか巨大な葉っぱに遭遇!大人の体の半分くらいの大きさに、皆で「何これ??」と興味津々。
植物に詳しくない我々にとっては、見るものがなんでも面白く、ちょっとしたものでも、とりあえず写真に納めて大騒ぎ。

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あとでわかったのは、この葉っぱはミズバショウの花が落ちたあとのもの。
この↑後ろの葉っぱの部分が巨大化するのだそうです。身近なようでいても、意外と知らないものですね。

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さらに先に進むと、今度はコバケイソウとミヤマキンポウゲ、芦やヨシの群生地へ。遠くうっすらと霧に霞む木々や山が見え、花畑の中に大きな川がゆったりと流れているのはとても幻想的。個人的には「三途の川ってこんな感じかなあ…」と静かな想いにふけりました。
雨の日しか見られない特別な景色ですね。

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さらに歩いて行くと、出会いました!「サンカヨウ」!!
水に濡れると花びらが透明になってガラスのように美しい!ということで、一時テレビで放映されて大人気となり小谷村にも問い合わせが殺到したという幻の花です。この日はすでに終わりかけでは有りましたが、雨降りが続いていたために、透明の花をあちこちで見ることができました。

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優しい姿と色が気持ちを和ませてくれる、と登山者に大人気の「シラネアオイ」もあちこちに咲いています。

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名前がわからずにいたら近くを通ったガイドさんが教えてくれた「キヌガサソウ」。
花弁が5枚であったり9枚であったりといろいろな形が見られます。

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花だけでなく、生き物の気配もあちこちに。
これは木道上で出会ったサンショウウオ。
ちょっとだけ写真を撮らせてもらって、もちろん水の中へ帰って行きました。

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けっこう歩いてきたぞ…と思った矢先、なんと雪の道が出現!
下界は7月で気温は30度を超える日もあるのに、ここにはまだ雪が…。
「季節感狂う〜!」と騒ぎながら楽しくサクサク進みます。すべらないように、職員の人がちゃんと段をつけてくれているので安心です。

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そして、この雪の先にあるのが風穴(ふうけつ)!
風穴は洞窟の一種で、洞窟の内と外で生じる温度差や風圧により、入り口部分で風が吹いている洞窟の総称だそうです。
確かに、この近辺に行くと急に空気がひんやりとして寒いくらいでした。
つららも下がっていて本当に今は7月なのか…と身震いするほどです。

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そして、まさかの山桜もまだ咲いている…。
完璧に自分の中の季節軸が狂ってしまい、しばらく暑いのだか寒いのだかわからないほどでした。

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見所いっぱいの自然園。女3人でかしましく園内を歩いてきましたが、ぐるりと1周するかたちで戻って来ると、最後に迎えてくれたのが「旧栂池ヒュッテ記念館」。霧の中にぼんやり浮かぶ味のある建物はジブリの映画に出てきそうな素敵な佇まい。
北アルプス登山のベースキャンプとして70年以上にわたり愛されてきた建物で、中には登山用具などの展示があり登山の歴史を知ることが出来ます。
個人的には深田久弥の百名山の詩が展示してあったことに感動しました。

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そして、またビジターセンターに戻って、ライブラリーでお昼をしたのですが、なかなか離れられなかったのはいうまでもなく…(笑 
雨の日だからどうだろう?と思っていた自然園ですが、思っていた以上に楽しくいろんな発見があった1日でした。
ビジターセンターの隣にはお土産を買えて、食事と宿泊ができる「栂池ヒュッテ」もあります。
また、急遽思い立って「行こう!でも雨靴がない!」という方にはチケットセンターで長靴のレンタルもしてくれます。
私は普段、小谷村の最北端の地域にいることが多く、なかなか観光地に出かけないのですが、この自然園はぜひとも他の人に勧めたい!と思うくらい楽しい場所でした。季節と日によって全く違う景色が見られるのがまたいいですね。

村民の方はもちろん、遠くから来る方も、ぜひお出かけいただけると嬉しいです!

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栂池自然園
http://sizenen.otarimura.com/

栂池ビジターセンター
http://www.otari-biyori.com/furusatotax_way/entry/006384/

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