雨飾山

北アルプス、日本海、360°を望む日本百名山

『日本百名山』の一つに選ばれた雨飾山。
新潟県糸魚川との県境に位置し、山頂からの360°の展望は素晴らしく、2,000mに届かない山ながら、多くの登山者が訪れます。天候に恵まれれば、日本海を望むこともできます。

五穀豊穣を願う、神の山

雨飾山の特徴は「猫の耳」と呼ばれる二つの山頂で、双耳峰の南峰には三角点があり、北峰には石仏が並んでいます。
村内各所から、その姿を見ることができますが、見る角度によってその姿は様々に変化します。
雄大なその姿は、集落を守る神の山として、人々から慕われています。

雨飾山の名前の由来

山頂に祭壇を祭り雨乞い祈願をしたことが、由来と伝えられています。
昔は「あまかざり山」と呼ぶほかに、あらすげ山とも呼ばれていました。
また、書き方も天錺山や両粧と書いてある古書もあります。両粧と書くのは、新潟県の大野辺りから見ると2つのコブが近くの山の上に乗って見えることから名付けたものだとか。
また、この山は糸魚川の漁師たちが海に出たときの目標にもなっていたそうです。

雨飾山への行き方

雨飾山までは、南小谷駅より、車で約40分。
山頂までは、雨飾キャンプ場の登山口から片道約4時間のトレッキングとなります。
また、南小谷駅からの村営バスも運行しています。