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【田舎暮らしの車事情】

田舎暮らしでネックになるのが、「車がないと暮らしていけない」という部分だと思います。私も、小谷村で暮らしていて車を使わない日はありません。

近所のお父さん、お母さんたちも、ほとんどの方は一人一台、車を所有しています。

中にはかなりご高齢の方も…。

先日は地域づくり応援団の所属する小谷村特産推進室と地域包括支援センターが共同で企画した高齢者の運転、免許返納などについて考える「交通体験会」が中土観光交流センターで開かれました。

このイベント、“新しい交通環境を考えるプロジェクト”の第二弾で、免許がない/返納した高齢者が快適に暮らしていけるよう、バスやタクシーの使い方と、実際にタクシーに乗ってみて、その利用法を勉強しました。
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また、最近よくニュースになる高齢ドライバーによる交通事故の話も議題に上がりました。小谷村ではマグネット式の「ゆっくり」ステッカーを作り、「ゆっくり」走行する方には車の後ろに貼ってもらっています。このステッカーを貼っている車を見かけたら、おそらく法定速度より「ゆっくり」走っていると思いますので、煽ることなく、車間距離をとってあげください。もしくは、見通しがよく安全な場所で追い越しをお願いします。

このステッカーです。↓
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私の場合、もし、車が運転できなくなったら、と考えてみると、、、意外にイケそうなんですよね。

基本買い物はネットでするし(生鮮食品はコープの宅配を利用)、バス停は徒歩圏内だし、郵便局と銀行も徒歩圏内にある。

後、小谷村には「デマンドバス」のサービスもあり、地区によって曜日と時間は決まっていますが、自宅前まで迎えに来てくれる相乗りタクシーもあります。村内の診療所や銀行、JAへは、バスやデマンドタクシーを利用すれば行ける仕組みになっています。

ちょっと困るのは、子どものお稽古事の送り迎えとか。。。

でも、、、一番困るのは、やっぱり「仕事」です。通勤もそうだし、私自身仕事で自家用車を使う機会が多いので、仕事をしていくうえで「車がない」≠「仕事にならない」というのは、正直あります。

もし、移住を考えてくれている方で「車がない」ということを心配されているとしたら、私個人的には仕事をするつもりなら、車は用意した方がいいと思います。

仕事をリタイアして、晴耕雨読の生活をするために移住するなら、車はなくても大丈夫!かな???

ちなみに小谷村、高齢者はバスの利用1回100円!デマンドタクシーは1回につき300円

というかなり良心的な料金。

保育園・小学校・中学校のスクールバスもあります!

現在、車がなくても快適に暮らせる村を目指し、“新しい交通環境を考えるプロジェクト”が進行中です。高齢者だけでなく、若い人も、車がなくても大丈夫!な暮らしができるといいですね。

中谷集落支援員 田辺