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大網 屋根雪掘り

先日のこと、小谷村大網(おあみ)地区にて、協力隊+集落支援員+役場職員で屋根雪降ろしを行いました。
小谷村では冬になると屋根の上に1~2mの雪が降り、そのままにしておくと雪の重みで家が潰れてしまうため、各家の住民が屋根に登り屋根から雪を降ろす「屋根雪降ろし」を行います。そんな小谷村の中でもさらに雪の多い大網では、屋根雪降ろしのことを「屋根雪掘り」といい、自分の身長よりも高い雪の壁を掘る時もあります。

今回は、大網と姫川温泉担当の北小谷北部地域づくり応援団の家の屋根雪堀り。
連日続いていた雪が止み、眩しい晴天の中10名ほどが応援にきてくれての絶好のコンディション!
たくさん人が来てくれたおかげで我が家の屋根雪はさくさく落ちてあっという間に完了。
途中、屋根の上に座って持ち上げたお茶やみかんを頬張りながら、方々の山の美しい雪景色を眺めながらの休憩はまた格別!
そして、屋根雪を降ろしたあとは除雪機で雪を飛ばし、庇をくっつけないようになどの諸注意をしてもらう。雪はきれいだけど降り積もると、すごい力になって危険なものでもあるなあと改めてまじまじ感じます。

初めて雪降ろしをする隊員もいて、おっかなびっくり屋根に登って先輩から指導を受けつつ頑張りました。
そして小谷出身「小谷っ子」のベテラン勢はやはりスピードも仕上がりも大変美しく、初心者チームと屋根の棟を真ん中に挟んで左右で仕上がりに顕著な差が…。屋根雪降ろしのコツはいかに塊を崩さずに雪を降ろすか、なんだそうです。しかし、このベテラン勢のように美しく屋根雪を掘れるようになるには、あと30年くらい続けないとならず、その頃には雨飾山の山姥と呼ばれるくらいの山の人になれるように頑張りたいものです。

北小谷北部地域
地域づくり応援団 宮下