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スキー場だけじゃない!今年の冬は里山で遊ぼう。 かんじきで雪原へ行こう!

ようやく里にも雪が降り、窓から見える山々が白く色づき始めました。先週末には、スキー場もオープンし、いよいよ小谷村の冬が本番を迎えます。
今回は、スキーやスノーボードだけではない小谷村の冬の魅力の1つ『かんじき』をご紹介します。

かんじきとは?

かんじきとは、雪の上を歩くための道具で、木や竹などを丸く曲げて輪を作り、紐で靴に固定したものです。除雪機などの除雪設備が整っていなかった一昔前の小谷村では、かんじきは生活に欠かせない道具で、降り積もった雪を踏み固めて歩き、道を作っては仕事や学校に出かけたのだそうです。また、爪かんじきと呼ばれる裏に滑り止め用の爪がついたものもあり、斜面も自在に歩くことができることから、早春の登山や狩猟などに愛用されています。
枠は濡れると外側へ膨らもうとし、紐は逆に縮むため張りがしっかりとし、また余計なパーツもなくとにかく軽いのもかんじきの特徴。また、爪かんじきは爪がしっかりと斜面に刺さるのでトラバースもでき、いざという時は紐を取り外せばザイルとしても使えるというなんとも万能な道具なのです。

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どうやってできるの?

かんじきづくりは、11月頃の材料を確保するところから始まります。枠の部分には、落葉低木のアブラチャンと呼ばれる枝が使われます。適度な太さで、まっすぐかつ十分な長さのあるものを探すのはなかなか大変ですが、曲げても折れも裂けもしない、かんじきに最適な枝です。
集めた枝は1本1本皮をむきドラム缶の中で煮詰めて、組織を柔らかくすることで曲げやすくします。この作業も昔はそれぞれの家で囲炉裏の火で炙って曲げていたのだそうです。煮詰めた枝は、固定用の枠にはめて自然乾燥させ、U字型の枠を作ります。U字型に固まった枠を二つ重ねて輪にし、紐をかければかんじきの完成です。

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小谷村でかんじき体験を!

かんじきを履いて雪原へ出掛けると、ツンとした空気の冷たさや、しんしんと降る雪の音、さっきまでそこにいたかのような動物の足跡など、普段スキーやスノーボードをしているだけでは感じるのことできない里山の冬を五感で感じることができます。
小谷村では、かんじきで雪原を歩く体験やかんじき作りを体験できるイベントなど様々なイベントを開催しています。この冬は、是非小谷村の里山で新しい冬の楽しみ方を見つけてみてください。

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かんじきハイクや雪中キャベツ掘りなど小谷村の冬の魅力を満喫できる
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本日、おたり日和。


日帰りで手軽に参加可能!
2/23〜3/31 毎週土日開催 かんじき作り体験・かんじきハイク➡︎

小谷村観光連盟