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「田舎暮らし」と「食」

小谷村もすっかり秋めいて、きのこや新蕎麦、新米、秋野菜など山の恵みがたくさんいただける季節になってきました。
田舎暮らしというと、「知らない間に玄関に野菜が置かれている」「山から採ってきたものが食卓に並ぶ」「野菜が安い」というようなイメージをされる方も多いのではないでしょうか。
今回は、移住5年目の私が感じた「食」にまつわる田舎暮らしの贅沢をご紹介できればと思います。


都道府県別野菜摂取量ランキングで長野県がNo.1に

先日、野菜の日(8月31日)に、都道府県別野菜摂取量ランキングが発表され、長野県が見事第一位となりました。長野県の1日の野菜摂取量は約140g。全国平均の約119gと比較すると、約21g多い計算になります。野菜でいうとアスパラ1本分(わかりにくい!)全国平均より毎日多く食べているのだそうです。
なぜ、長野県が野菜の摂取量が多いのか?色々な要因があると思いますが、私の身近で感じることといえば、やはり「自然」と「農」が身近にあるということ。移住してから、私自身も田んぼと畑を始めましたが、周りを見てもほとんどの方が、自家消費用の作物を栽培しています。
また、隣近所とのお付き合いがしっかりある田舎では、ちょっと余分に採れたから・・・なんていうおすそ分けもしばしば。特に、多くの野菜の取れる夏の時期には、スーパーに行っても野菜コーナーをほとんどスルー出来てしまうほど、野菜は買わずに暮らすことができます。そして、採れたての野菜食べることができるのも、田舎暮らしならではの贅沢ではないでしょうか。

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裏山で食材調達ができる!?

田舎暮らしのもう一つの醍醐味は、裏山で食材が採れるということ。春には山菜、秋にはきのこや山岳果実など季節ごとに、様々な山の恵みをいただくことができます。雪深い小谷村で採れる山菜は、アクが少なく、どれを食べても絶品ですし、きのこもスーパーで売っているものとは比べ物にならないほど大きく美味しいものが多いです。季節のものを季節にいただけるこの環境には、移住して良かったな〜!としみじみ感じざるをえません。
もちろん、山にも所有者がいるので勝手に入ることはNG。近所の方と仲良くなって、山を教えてもらう。そんな関係性が築くことが出来れば、きっと田舎暮らしが何十倍も楽しくなるのではないでしょうか。

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保存食の技術の高さに驚き

小谷村の食文化を語る上でもう一つ欠かせないのが「保存食」の文化です。雪深い小谷村は冬になると畑で農作物を採ることが出来ず、また昔は現代のように簡単に買い物に出る事も出来なかったため、冬前に採った農作物を保存するのが一般的で、今でもその食文化は色濃く残っています。
塩蔵したり、乾燥したり、その保存方法は様々ですが、どれもただ保存するだけではなく、保存をすることによって、アクが抜けたり、うま味が強くなったりと、食材をさらに美味しくいただくことが出来るのです。
小谷村に暮らすおばちゃん達の中には、保存食マスターの方がたくさんいます。小谷村にお越しの際には、そんなおばちゃんたちの食卓を是非覗いて見てもらえればと思います。

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小谷村の食文化を体験しませんか?

田舎暮らしの醍醐味、伝わったでしょうか。食は、人間が生活する上で基本の要素。移住してからというもの、この「食」を身近に感じ、また「食」について学ぶ機会も多くなったような気がしています。皆さんにもこの食文化の魅力を是非体験いただければと思います。
小谷村ではここならではの食文化を体験いただけるツアーやイベントを開催していますので、是非一度小谷村の食卓を覗きに遊びにいらしてください。

食文化を体験できるツアー・イベントはこちらから

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