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炭焼き職人に聞く、炭で作る盆栽|小谷村すごい人発見|
こんにちは!小谷村集落支援員の田辺です。台風21号怖かったですね~:;(∩´﹏`∩);:
小谷村も雨風がひどく、一部の地域は停電になったりして、大変でした。
停電になると普段いかに電気に頼った生活をしているか思い知らされるのですが、小谷村では今でも薪でお風呂を沸かしたり、炬燵に炭を使う方も結構います。
ガスや電気だけに頼らず、「薪」や「炭」を使うことが、生活の一部になっているんですね。
私の担当集落にも、炭焼きを今でも続けている山本国弥さんというすごい人がいます!
山本さん、何がすごいって栗のイガや松ぼっくり、ひょうたんなど何でも炭にしてしまいます。
炭焼きの技術を買われ、現在は刀鍛冶用の松炭を長野県の刀匠に卸しています。
刀匠の方が使用する炭は、刀を焼いたときに炭の粉が刃に付着しないなど、厳しい基準があるそうです!
今回はその山本さんに、炭を使った盆栽作りを教えてもらいました(*^-^*)
炭の盆栽って山本さんが作ったのを見たのが初めてだったのですが、とっても「和」って感じでカッコイイ( *´艸`)んです!
見た目だけでなく、炭は保水力が高く、通気性もいいので、植物が育つのにとてもいい条件だといえます。
また、炭にはにおいを吸収したり、空気を浄化する作用もあるらしいので、お部屋のインテリアとしても最適◎
炭って、、、すごい!
山本さんはもう何年も前から炭の盆栽を作っていて、シニア大学の講師も努めているそうです。
山本さんが用意してくれた土台となる炭がこちら。
断面が丸っこくてかわいい。
これがどうなって盆栽になるのか、まだ私にはイメージできていませんが、とりあえずやってみましょう!
山野草も山本さんが用意してくれてました(;^ω^)
まず、好きな炭を選んだら、その炭にドリルで穴を開けます。
穴といってもちょっと「もむ」くらい。下まで貫通させません。
そして、その穴の中に土と山野草を入れて…
完成!あら、簡単~( *´艸`)
作り方がわかったら、あーでもない、こーでもないと、各自好きなように作っていきます。
女子ってこういうの、好きよね♡♡♡
できた作品たちは、こんな感じ!なかなか渋くていい感じです( *´艸`)
画像では一部しか映っていませんが、10鉢以上作れました!
私たちが今回作った作品たちは、今度の小谷村文化祭(10/28~29 小谷村役場)で展示予定です。
乞うご期待ください°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
作業の後は恒例の?お茶タイム。
炭について色々教えてもらいました。炭と言っても様々な種類があり、樹種によっても違う炭になるし、焼き方によっても違いが出る、と。
炭を焼く窯も、簡単には作れません。うまく空気が抜けていく構造でないと、炭になってくれないそうです。
うーん、本当に炭って奥が深い!
小谷村でも炭を作っている人は本当に少なくなってきていて、炭を焼く技術、炭焼き職人が失われつつあります。
こういった伝統文化を絶やさないためにも、まずは自分たちでも炭をもっと使ってみる。
小さなステップから始めたいと思い、今回は炭の盆栽づくりを教えてもらいました。
やってみて、、、本当に良かった!
山野草だけでなく、サボテンを植えた人もいるし、花を植えた人もいて、いろんな可能性を感じました。
炭はバーベキューだけのものじゃないってこと、再確認(;´∀`)
これからも地域のすごい人、発見していきたいと思います!