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【2017.10.1 中土地区体育祭】

今週末は毎年恒例、地区の体育祭でした!

小谷村は、昔は南小谷、中土、そして北小谷、と3つの村に分かれていて、その流れで今でも各地区でお祭りや体育祭が開催されています。

私の住む小谷村中土地区は、山を挟んで「中谷」と「土谷」という地区に分かれており、それぞれの頭文字をとって「中土」という一つの村でした。

今では考えられませんが、「中土」村には役場があり、学校があり、診療所があり、商店があり、、、生活していくうえで必要な施設はそろっていました。

それが昭和33年まで続いていたということは、まだ中土村から小谷村になって60年も経ってないわけで、この60年の劇的な変化は地元の方々の目にはどのように映っているのかな、なんて、色々想像してしまいますが…(^-^;

話がそれてしまいましたが、そんなわけで「中土」地区体育祭、人は少なくなっていますが元気に開催されました。
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ゲートボールリレー。小谷村長も参加してくれました!村長のはゲートボールっていうよりただ玉転がしでしたけど…(^-^; こんな小さな体育祭でも村長はいつも顔を出してくれて、みんなを盛り上げてくれます。感謝、感謝。

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子ども達の「とびっこ」。数は少ないけど、子ども達も元気です!

小谷村では、「かけっこ」のことを「とびっこ」といいます。小谷村独特の方言かな?要は「走る」ことを「とぶ」って言うんですよね。初めて聞いたときは??でした。ちなみに、「歩く」は「えぶ」です。「えんで来る」=「歩いて来る」「とんで行く」=「走って行く」これの応用編が、「えんでかし」=「歩いて来い」ってことみたいです(^-^; 小谷村特有の方言はまだまだあって、奥が深いです!!

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かなりユニークなのがこちら、「縄ない競争」!!

「縄をなう」って意味、わかるかな??

これは縄をなう時間を競うものなんですが…。

【都会っ子への解説】この写真、おじさんの足元にあるのが藁、それをよじって編むと縄になります。それを「縄をなう」といいます。ちなみに、藁とは稲からお米をとったものです。現在でも小谷村では藁を使ってしめ縄を作ったり、草履を作ったりしている人もいます。すごいひとだと「すっぺんじょ」という藁で作った長靴や、「蓑(みの)」という笠を作ったり!

実際、藁で作ったスリッパを私もいただいたことがあるのですが、夏は涼しくて冬暖かく、不思議と履いていても足が疲れにくかったです。何事も自然素材に勝るものはありません。

最後は恒例の野ブタの燻製ふるまい&ビンゴ大会!で楽しい一日を過ごしました♪

地区で体育祭をする、小谷村のこういうアットホームな所が、最高だなあ☆と感じるし、私もそうですが移住してきた人たちも地域に溶け込むきっかけになるので、これからも地区の体育祭が続いていってほしいです。

その為にも私たち地域づくり応援団が地域の人たちとコミュニケーションをとり、地域づくりのお手伝いを頑張っていきたいと思います!

それでは☆

中谷集落支援員 田辺