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職人の逸品!猫つぐらとは?

猫つぐらとは

みなさん、猫つぐらってご存知ですか?
猫を飼われている方であれば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

猫つぐらイメージ.jpg

猫つぐらとは、わらで編まれたかまくら型の猫の家のこと。稲作の盛んな長野県や新潟県で昔から作られていた伝統工芸品で、元々は猫のためではなく、農作業をしているときに赤ちゃんを入れておく用のかごとして作られていたそうです。
夏は通気性が良く、冬は保温性が高いという機能性の良さや手作りで暖かみのある見た目から人気が増しており、お届けまでに何年もかかるなんて事も当たり前だそうです。

小谷村とわら細工

小谷村は、全国でも有数の豪雪地。冬になると多い時には2m〜3mの雪が降り積もることもあり、外での作業が制限されてしまいます。そんな豪雪地小谷村では昔からわら細工が、冬の手仕事として盛んに行われてきました。蓑(みの)や雪靴など冬の暮らしで欠かせない防寒具もわらで作られていたのだそうです。

わら古民具.jpg

小谷村と猫つぐら

小谷村でも昔から猫つぐらが作られていましたが、今ではその技術を持つ職人は数えるほどしかおらず、また職人の高齢化も進んでいるのが現状です。
そこで小谷村で昨年から始まったのが、小谷わら細工職人養成講座。冬の間、週に2度職人から猫つぐらの作り方を学び、自らも職人を目指すというプロジェクトです。

猫つぐら集合写真.jpg

手に取ってご覧ください

昨年のわら細工職人養成講座の受講生の中からも、新たに認定を受けた職人が5名誕生しました。現在は、残念ながらネット等で注文をお受けすることが出来ないのですが、小谷村の道の駅などで購入していただくことが出来ます。
また、11月5日〜22日(金)までの期間中は、名古屋市内にある「長野県名古屋観光情報センター」にて小谷村の猫つぐらをはじめとするわら細工などの伝統工芸品を展示・販売しておりますので、お近くにお住まいの方は是非この機会に小谷村の伝統工芸品に触れていただければと思います。

長野県名古屋観光情報センターについてはこちらから

長野県名古屋観光情報センター