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小谷村もすっかり春めいてきましたが、小谷の山岳エリアはどうなっているか?

地域おこし協力隊の新村です。
スキーを嗜む中で、長年、山スキー(いわゆるバックカントリースキー)も経験しています。
すっかり小谷も春めいて、里山の雪解けが進んでいます。
これからこのおたり日和でもたくさんの”春の小谷村”の記事がアップされると思いますが、
今回は普段、気軽には入ることのできない雪山の栂池自然園と風吹大池の今を
みなさまに写真でご紹介したいと思います。
夏に訪れたことのある方、(これから訪れるご予定の方)は、是非この雪の風景とのギャップを
お楽しみください。
両エリアとも夏山シーズン同様に入山は栂池高原スキー場からになります。
(風吹大池はそのほかに北野登山口、土沢登山口あり)
栂池スキー場では3月3日から栂池ロープウェイの早春運行営業(〜5/6)が始まり、
自然園までのアクセスは楽になりました。
春めいてきたとはいえ、まだまだ自然園は冬山です。
しっかりとした冬山登山装備を身につけ、登山届けを出して
ロープウェイチケットは購入可能となります。気軽に散策はできません。
夏は木道に多くの人で賑わう栂池自然園はご覧のとおり雪の下。大平原と雄大な山々が迎えてくれます。
ちょびちょびと生えているのは木の先端。数メートルは積もっていることがわかりますが、
視線、視界が夏のシーズンとは違います。
山スキーヤー以外にもスノーシューで普段とは違った自然園散策を楽しむ登山客もたくさんいらっしゃいました。
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晴れているとこのような素晴らしい景色を楽しめますが、
天候が崩れると視界が効かず、全く自分がどこにいるのかわからなくなる(いわゆるホワイトアウト)場所でもあります。
また、風も抜ける地形であるため強風の時は3月といえども非常に寒くなります。
私も高気圧に覆われ、終日天気が安定して晴れる予報の時のみ入るルールを作っています。
一人で散策される方もいらっしゃいましたが、できれば複数人で散策いただきたいなと感じました。

自然園を抜け、尾根を登っていくと白馬大池から小蓮華山へと続く稜線の途中にある「船越の頭」から
白馬大雪渓登山口で有名な猿倉へと繋がる長大な金山沢という沢にたどり着きます。。
その金山沢からの白馬三山の景色です。

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また別の日は自然園から風吹大池へ登ってみました。
途中に経由する天狗原からも雄大な後立山連峰が臨めました。
雷鳥にも出会うことができました。

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風吹大池は全て雪に覆われ、風吹山荘も雪の中です。
2〜3M以上は積もっているでしょうか。。
営業は例年6月下旬からですので、まだまだ山の春は先だなと感じる積雪量です。
この先ではウサギの寝床が多数あり、複数のウサギも活動しているのを見ることができました。

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このように里は春らしくなってきましたが、山はまだまだ冬山です。
夏とは全く違った景色を楽しめますが、もし登山される際は単独ではなく、
必ず雪山経験のある方と十分な装備、体力、そして余裕をもった行動計画で入山してください。